駅舎写真館

かなやま湖を望む位置に立つ駅です。

ホームにある「石灰石」と書かれたこの大きな岩はいったいなんでしょう？駅裏に石灰岩の鉱山があり、明治時代から採掘が行われていました。昭和に入り、室蘭の製鉄所の石灰岩の需要が増加し、ここは、日本有数の石灰石鉱山となりました。当初は鹿越駅から積み出していましたが、昭和16年に東鹿越信号場が置かれ、鉱山までの専用線が敷かれました。石灰は製鉄のほか、製紙、製糖、肥料用の需要があり、近年までホクレン中斜里製糖工場への石灰搬出のため、東鹿越発中斜里行きという貨物列車が運行されていましたが1997年3月改正で廃止になりました。