駅舎写真館

縁起の良い駅名です。ネ

よく知られているように倶知安経由の函館本線に比べて、内浦湾沿いの室蘭本線の歴史は、かなり浅いです。北海道の交通体系を激変されるがゆえ政治的駆け引きもあって建設が遅れ、全通は昭和3年9月とのことです。長万部－東室蘭間は当初長輪線として開業し、昭和6年に室蘭本線に改められました。駅名も小鉾岸（おふけし、現大岸）、辨邊（べんべ、現豊浦）、虻田（現洞爺）、長流（おさる、現長和）、黄金蘂（おこんしべ、現黄金）と現在とは異なる駅が多いのが特徴です。

この駅も「黄金蘂駅（おこんしべえき）」として開業しましたが、「黄金（こがね）」に変更されました。理由としては、「字が難しかったので」と昭和48年に国鉄北海道総局から発行された「北海道　駅名の起源」には記載されています。

　＜改称＞　明治14年5月25日　「黄金蘂」→「黄金」