駅舎写真館
●JR東海 飯田線
飯田駅
(いいだえき)
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種 別
有人駅
所在地
長野県飯田市上飯田5356
開 業
大正12年8月3日
訪問日
平成27年8月15日
コメント
特産のリンゴを意識したのでしょうか、赤いかまぼこ型の屋根のコンクリート造駅舎です。入口のステンドグラスにもリンゴが描かれています。
飯田は古く戦国時代より城下町として栄えた地で、天竜川を遥かに望む断崖絶壁の要害に城が築かれたことから、段丘上の高台に市街が展開していきました。この際に京の街を模した造りであったことから、戦前までは「信州の小京都」と呼ばれる美しい街並みを持つ都市として知られていました。大正12年の伊那電気鉄道建設時もこの中心市街を外すことは考えられず、線形をΩ状に大きく曲げてでも段丘上へと登る形で建設され、その段丘上に飯田駅が設置されたとのことです。しかし木造住宅の密集したその街並みが仇となり、戦後の昭和22年4月20日に発生した大火により、中心市街地の大半が焼失してしまいました。当時の占領軍司令部の指図のもと防災都市として復興がなされ、十分な幅を持った防火道路の建設を軸とした都市計画が実施されました。その防火道路の中央分離帯部分に、中学生の提案で「リンゴ並木」が整備された事は大きな話題となり、現在でも飯田市の観光名所となっています。駅は大火でも類焼を免れ、開設時の古い駅舎がそのまま使用されていましたが、駅のシンボルにもなっていた開業時からの駅前の大柳が倒壊寸前になって伐採され、また駅舎も平成4年2月8日にリンゴをモチーフとした現在の姿に改築され、イメージを一新しました。その後何度かの駅前広場の拡張工事で、バス停留所を含むロータリーの拡大が行われています。
飯田線の駅舎一覧
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飯田は古く戦国時代より城下町として栄えた地で、天竜川を遥かに望む断崖絶壁の要害に城が築かれたことから、段丘上の高台に市街が展開していきました。この際に京の街を模した造りであったことから、戦前までは「信州の小京都」と呼ばれる美しい街並みを持つ都市として知られていました。大正12年の伊那電気鉄道建設時もこの中心市街を外すことは考えられず、線形をΩ状に大きく曲げてでも段丘上へと登る形で建設され、その段丘上に飯田駅が設置されたとのことです。しかし木造住宅の密集したその街並みが仇となり、戦後の昭和22年4月20日に発生した大火により、中心市街地の大半が焼失してしまいました。当時の占領軍司令部の指図のもと防災都市として復興がなされ、十分な幅を持った防火道路の建設を軸とした都市計画が実施されました。その防火道路の中央分離帯部分に、中学生の提案で「リンゴ並木」が整備された事は大きな話題となり、現在でも飯田市の観光名所となっています。駅は大火でも類焼を免れ、開設時の古い駅舎がそのまま使用されていましたが、駅のシンボルにもなっていた開業時からの駅前の大柳が倒壊寸前になって伐採され、また駅舎も平成4年2月8日にリンゴをモチーフとした現在の姿に改築され、イメージを一新しました。その後何度かの駅前広場の拡張工事で、バス停留所を含むロータリーの拡大が行われています。