トラベルメイク株式会社駅舎写真館

●JR北海道 石勝線

川端駅(かわばたえき)

川端
種 別 無人駅
所在地 北海道夕張郡由仁町川端
開 業 明治27年8月1日
訪問日 平成23年9月25日

コメント

開業当時夕張川に最も近いところにあったのでこの駅名がつきました。石勝線唯一の由仁町にある駅です。

<砂金のお話>
夕張川は昔は砂金の宝庫でした。
三日砂金を掘れば一生食うに困らない程採れた所だと伝えられています。
昔、といっても江戸時代のことですが、この夕張川筋で寛永12年に松前藩がアイヌの人を使って砂金堀をした記録が残っています。どれほど採れたものかわかりませんが、数百人の人夫を使ったといいますから、かなり大がかりな事業だったのでしょう。
砂金の採れる場所は大体決まっていて、夕張川の何処を掘っても出るというものではありません。今では川端ダムの貯水で湖の底になった滝の下の学校下と、東三川の中島下が砂金の良く採れる場所とされていました。この場所は流れの関係で砂が集まる場所だからです。
砂金堀りをする人を「山師」と言ってそれを本職にする人達で、大正から昭和の初めにかけて幾組かがここで仕事をしていたと言いますし、採取に使われた道具なども残っています。
大夕張ダムや川端ダムが出来て川の流れが細くなり、暴れ水が出なくなってから砂金も出なくなりました。

加藤平兵衛
由仁のむかし話「渡し守」より
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